スコアリングを知ろう!【MAの機能編】
皆様こんにちは!
MA初心者(なおかつ業界初心者)の『はな』です。
MAでは、5回目の配信です。
今回は、MAの重要な機能、「スコアリング」について調べていきたいと思います。
私のように、
「そもそもMAって何?」
というところから入った方の参考になれば嬉しいです!
◆スコアリングとはなにか?
MAツールに触れるようになって、途中で感じた事があります。
『スコアリング、よく分からない・・・』と。
きっと、同じように感じる方は多いと思います。
まずは、スコアリングが何なのか理解していきましょう。
スコアリングとは、リード(見込み顧客)の購買意欲や
製品への関心度を点数化して、リードをランクづけする事を意味します。
このスコアリングの機能により、
スコアが高い(=購買意欲が高いと考えられる)リードを選別する事が可能になり、
その後のリードへの最適なアクションが取れるようになります。
また、リードのデータ数が数万件にも及ぶ、というケースの場合、手当たり次第に
全てに対して営業をしていくのは効率が悪く、機会損失も大きくなりますが、
スコアリング機能が入る事で、出てきたスコアに則って、段階に応じた
個々へのアプローチをする等、効率的に営業をする事ができるようになります。
これらをふまえると、製品の購入までの検討期間が長いBtoBの企業にとっては、
スコアリングは重要な機能と言えますね。
◆点数化はどのようにおこなう?
点数化する、と言っても、どのような要素を基におこなうのでしょうか?
一般的には、過去に購入まで至ったリードのデータを
活用してポイントを決定しますが、要素としては、以下のものが挙げられます。
・顧客属性
・活性度
それぞれ、もう少し具体的にどのような内容なのかを見ていきましょう。
◆行動履歴とは?
行動履歴とは、言葉通り、リードのアクションに基づきます。
具体的には、イベントやセミナーへの参加、Webサイトへの訪問、メールの開封、
リンクのクリック、資料のダウンロード、電話での問い合わせ等が挙げられます。
実際に購入に繋がったケースで、リードがどのような行動を経たのか、
その行動履歴をさまざまな観点で見ていきます。
その中から、現時点でのリードの行動がどれだけ実際の購入に繋がるかを
知ることができるのです。
◆顧客属性とは?
顧客属性とは、これも言葉通り、リードの属性に基づきます。
具体的には、個人の役職や、その人物の企業内での決定権や発言権、
企業の規模や業界・業種等が挙げられます。
既に述べた行動履歴と合わせ、顧客属性との掛け合わせで、
優先度の高いリードを選定できるようになりますね。
◆活性度とは?
活性度とは、リードの行動の時期や期間の長さ、頻度等を指します。
行動履歴で高いポイントが付く場合でも、
当然この活性度の度合いに差は出ますし、勘案する必要があります。
例えば、Webサイトを一定期間閲覧していないリードのスコアを減点する等、
スコアの減点も検討していきましょう。
◆スコアリングの注意点
続いて、スコアリングを設定する上でいくつか注意点を挙げますね。
・まずはリードの行動履歴に注目する!
・徐々にチューニングをしていく!
それぞれ、もう少し具体的にどのような内容なのかを見ていきましょう。
◆スコアリングの設定を細かく複雑にしない!
最初はシンプルにスタートしましょう。
デフォルトで入っている設定のものでもスタート段階は十分です。
設定や分岐が複雑化すると、管理も大変ですし、
効果測定をする段階で変数も多くなってしまいます。
また、点数を大きめに設定する事も大事です。
1つ1つのアクションの加点が細かいと、
結果として、リードごとの差別化が難しくなってしまいます。
まずは、5点単位10点単位の分かり易い数値での設定をしていきましょう。
◆まずはリードの行動履歴に注目する!
「行動履歴」「顧客属性」「活性度」の要素で点数化していくと書きましたが、
まずは行動履歴に注目し、リードの購入に繋がる行動を見つけましょう。
それで不足が出てきたら(多くは出てきますが)、顧客属性の要素を導入しましょう。
◆徐々にチューニングをしていく!
スコアリングの精度を高めるには、実際にリードから売上がどれだけ上がったか、
契約率はどうだったか等のKPIを確認してチューニングをする必要があります。
最初はシンプルにして、徐々にチューニングして改善していきましょう。
◆おわりに
ここまででスコアリングの概要を記述してきましたが、参考になりましたでしょうか?
次回は、これもMAの重要な機能の1つ、キャンペーンを紹介していきたいと思います!