具体的にコンテンツマーケティングを解説
■コンテンツマーケティングの実践
前回hanaがコンテンツマーケティングについて書きましたが
今回は実際にどのように実践していくのかをYUが調べていきたいと思います。
繰り返しになりますがコンテンツマーケティングとは
「コンテンツを提供・発信し続ける事で、ユーザーの興味を惹きつけ、
そこから商品の購入へ繋げ、また購入で終わらせずに、
最終的にファンとして定着する事を目的とする」マーケティングになります。
■ユーザーに合ったコンテンツを提供しているか
前回にも記載した通りコンテンツマーケティングは「売り込み型」の訴求で
企業側の売り込みたいことを一方的に伝えても意味がありません。
また企業側が潜在顧客に対して必要な情報を決めて提供を行ったとしても
必ずしもそれが当てはまるかはわかりません。
『見たい、あるいは見てよかった!と思えるコンテンツ』
を提供し続けることが重要になるのです。
■ユーザーによって欲しい情報は異なる
ここではBtoCのキャンプ関連商品を例にしてみましょう。
—————————–
・キャンプをこれから始めたいと思っている独身男性ユーザーA
・キャンプの経験が豊富でその商品の買い替えを検討している既婚男性ユーザーB
・キャンプには行くが自発的ではなく家族、特に父親主導で
キャンプに行くケースが多い女性既婚ユーザーC
—————————–
上記の3ユーザーを見ても明らかな通り、各ユーザーごとに欲しい情報は異なります。
ユーザーAであれば、「キャンプにはどのようなものが必要か」という情報が
必要になりますし、ユーザーBであれば、必要な物よりも「その商品の詳細な説明」が
必要になります。
あるいは、ユーザーCであれば、「その商品の金額」が必要になるかもしれません。
上記の例は3ユーザーのみですが、
そのほかにも千差万別のニーズを持ったユーザーがサイトに来訪します。
そのユーザーに対してそれぞれニーズを満たせるようなコンテンツを提供する
=ニーズごとにコンテンツを用意することが重要になります。
■具体的なゴールを設定する
コンテンツ毎の目的が定まったら、ゴールを設定します。
例えば、
・リーチ獲得コンテンツ:1万リーチ獲得
・購入後押しコンテンツ:1000件のアクセス
・実購買:50件
のようなイメージです。
■施策を実施する
各ユーザーの状況・ニーズを洗い出したら、それぞれのユーザーに対してコンテンツを届けていきます。
ユーザーのフェーズごとにコンテンツを提供するだけでは無く、目的に応じてコンテンツを提供していきます。
キャンプをこれから始めたいと思っている独身男性ユーザーA に対して、
1:フェーズごと
キャンプに必要な道具をわかりやすく解説、
その中でも特定のこの商品が優れていることを説明する。
2:目的に応じて
「アウトドア用の椅子とテーブルを購入してもらう」という目的を設定し、
椅子とテーブルをセットで使う有用性を説明、かつ同時に購入することで割引を提示する。
などが具体例になります。
■効果検証
コンテンツマーケティングにおいて重要なことは効果検証になります。
コンテンツマーケティングの実施企業は、リードの獲得数、問い合わせ数など
短期的にわかりやすい件数を気にするケースが見受けられます。
繰り返しになりますが、コンテンツマーケティングの最終目標は、
「リードがファンとして定着する事」です。
よって、時間を要する手法である、という認識が重要で、
目先の数値に捕らわれずに長期にわたる施策が重要になってきます。
実際の効果検証はコンテンツを出し分けるA/Bテストをはじめ、
LPOなどを利用し、多くのユーザーに対して最適なコンテンツを
提供できるように努めていく必要があります。
■まとめ
如何でしょうか。サイトを訪れるユーザーのフェーズ、目的は千差万別です。
そのユーザーにそれぞれに対して、
『見たい、あるいは見てよかった!と思えるコンテンツ』
を届け続け、最終的にファンとして定着してもらうことを目指していきましょう。