MAツールを調べてみよう!【Eloqua・Marketo編】
皆様こんにちは!
MA初心者(なおかつ業界初心者)の『はな』です。
3回目の配信です。
前回前々回では、初心者なりにMAの概要をご紹介しました。
今回から、MAに用いられるMAツールを調べていきたいと思います。
私のように、
「そもそもMAって何?」
というところから入った方の参考になれば嬉しいです!
◆MAツールってどんなものがあるの?
第1回の配信で、日本国内でもMAの市場が伸びつつある、と書きましたが、
市場の盛り上がりに比例するように、ツールも多数存在しています。
その特徴もさまざまで、
・BtoB向けなのか、BtoC向けなのか
・大手向けなのか、中小企業向けなのか
・コストが高いのか、安価なのか
・日本語への対応やサポートが整っているのか
・外部ツールとの連携が必要なのか ・・・等。
多岐に渡るその特徴を理解しておくと、その後の運用がスムーズに進みます。
では、多数あるMAツールの中で、BtoB向けのツールがどんな特徴を持っているか、
まずは代表的な2つをご紹介していきたいと思います。
◆「Eloqua」って?
1つ目は、「Oracle Marketing Cloud」から調べていきましょう。
私も日常的に触れている「Oracle Marketing Cloud」ですが、
こちらはOracle社が扱うプロダクトの総称です。
日常的に触れていると書きましたが、私はBtoB向けの「Eloqua」に触れています。
ここでも、Eloquaメインで触れていきますね。
(ちなみに、BtoC向けは「Responsys」と言います。こちらについてはまたの機会に。)
Eloquaの魅力は、セグメント機能とスコアリング機能の強さがまず挙げられます。
売上や業種と言った顧客の属性や、メール開封や資料請求等のこちらからの
施策に対する反応等で、16段階に分けて高度にセグメントやスコアリングが
可能となります。
大量のリード(見込み顧客)からホットリードを抽出したいBtoB企業にとっては、
この強みは、使用するMAツールとして選びやすいかもしれませんね。
また、キャンペーンに関するレポート(誰にどのキャンペーンが効果があったか等)の
見せ方が分かり易い点も魅力です。あとは、そもそもOracle社がデータベースに強い、
という事もあり、情報を溜め込んでも動作に影響が出にくく、データ容量の制限が
無い点も魅力の1つですね。
一方でデメリットは、
システムが複雑で幅広い事ができる分、その活用に知識や技術が必要となる点と、
触れていて実感する事ですが、「このページにこの機能が無いの?」
と言うように、痒い所に手が届く設計では無い点、でしょうか。
(日本製品では無いからでしょうかね・・・。)
◆「Marketo」って?
続いて2つ目の「Marketo」は、アメリカ大手のMarketo社によるMAツールで、
世界で6000社以上において導入されています。
(日本法人設立は2014年ですが、そこから1年半で140社以上に導入されています。)
Marketoの魅力は、MAツールに必要な機能の網羅性が高い点です。
網羅性が高いと、外部ツールの導入の必要性が下がり、コストの削減に繋がりますよね。
また、導入実績が多く、ユーザーコミュニティの活動も活発な事から
情報収集がし易い点も魅力です。あとは、CMでおなじみ、
クラウド名刺管理サービスの「Sansan」との親和性の高さも魅力ではないでしょうか。
一方でデメリットは、データベース等のサーバーが共有であり、
そこにアクセスが集中すると動作が遅くなる場合もある点と、
Marketoが標準でサポートしていないシステムへの連携はかなり難しい点
(おそらくSierによるサポートが必要)が挙げられますね。
★★余談★★
Marketoですが、ここ最近Web上のニュースで頻繁に目にします。
9月には、Adobe Systems社がMarketoを買収!Adobe社にとっては、過去最大規模の買収との事です。
この買収がどんな影響をもたらすのか、ちゃんと調べて取り上げたいですね。
◆次回へ続く!
EloquaとMarketoについて記述してきましたが、参考になりましたでしょうか?
次回も、引き続き主要MAツールの比較をしていきたいと思います。